SICE九州フォーラム2002
主催:計測自動制御学会九州支部 協賛:計装研究会
九州支部では,第一線で活躍中の研究者・技術者に基礎から最近のトピック
スまでを講演していただき,活発な討論を行なうフォーラムを実施しています.
今年は,SICEシステム・情報部門で活躍中の新進気鋭の研究者を講師として
迎え,下記のようなフォーラムを企画をいたしました.講演を踏まえて,シス
テム・情報の将来展望についての活発な討論も行ないたいと考えています.ご
多忙中とは存じますが,多数ご参加くださいますようご案内申し上げます.
日時:平成14年6月28日(金)10:30〜17:30
会場:九州大学ベンチャービジネスラボラトリ3階セミナー室
[福岡市東区箱崎6-10-1]
テーマおよび講師:
システムを知る,創る,夢見る
― システムへの新しいアプローチと展望 ―
10:30〜10:45 総論
村田純一君(九大)
10:50〜12:00「ハイブリッドシステムとは? 離散事象システム論からのアプ
ローチ」
残間忠直君(三重大)
離散事象システム+連続信号=ハイブリッドシステム という捉え方を示し,
ハイブリッドシステムにおける興味深い問題点を紹介する.
13:00〜14:10「進化計算とその応用」
小野 功君(徳島大)
進化計算の枠組みと設計指針,また,その具体的な応用研究を紹介する.
14:20〜15:30「適応行動における知能の在処」
倉林大輔君(東工大)
適応行動の獲得の際に,学習や行動の主体はエージェントであるという考え
方だけでなく、環境側に主体機能を応分に分担させるアプローチについて,従
来の研究結果と今後の展望を述べる。
15:40〜16:50「エコロジカルアプローチによる技能継承支援」
塩瀬隆之君(神戸大)
アフォーダンスなどで知られる生態学的認識論やBrunswikのレンズモデルを
整理しながら,いかに徒弟制度的な熟練技能継承の場面を機械学習によるエー
ジェントシステムによって支援していけるか,という研究について紹介する.
16:55〜17:30 総合討論
参加費:不要(資料は当日販売予定)
問合せ先:九州大学大学院システム情報科学研究院電気電子システム工学部門
村田純一
E-mail: murata@ees.kyushu-u.ac.jp
電話(092)642-3908, FAX(092)642-3962